恋じゃないから永遠だと思った
2019.1.27の活動休止会見から、もう半年以上経っている。
私はおそらく、わからないけどおそらく、休止までの間で最後になるであろう彼らとのデートに向かっている。
永遠なんてないって、頭では分かっているつもりで声に出すことも文字にすることも出来た。でも永遠なんてないって思えたのは、短いながらも生きてきた中では、関ジャ二∞が6人になった一度だけだった。
アイドルが刹那的だから美しいのだと今までも再三言ってきたし、現場に足を運ぶ度に思った。今日で最後だと思って死ぬ気で生きないといけない。目に焼き付けないといけない。そんな覚悟を持って、ライブに行くようになったのはいつからだったっけ。
アイドルは生きているから終わりがある、そんなことを書いた記憶もある。でもアイドルが好きだという気持ちは、恋のようで愛のようでその両者でもない気持ちでもあってその両者でもあるようにも思う。回りくどい文章。
恋なんてあやふやな感情じゃなく、ただこの人が好きだと思うから。愛なんてそんな大それたものでもなく、一方的な感情だから。だからこそ、彼らを思う感情には終わりがないって信じてた。今も、少し、信じている。信じたいのかもしれない。
当たらなさすぎた嵐のライブに、6年振りに出かける。当たり前に胸は高鳴る。ゆっくりと時間は流れていて、その間に他のグループに浮気したりした。それでも一丁前に会えることが嬉しかったり、少し緊張したりしている。二宮くんのことがだいすきでしょうがなかったあの頃の私とは変わってしまったかな、ごめんね。
二宮くんがだいすきで生きてこれた日もあった。沢山あった。嫌いになれたらどんだけ楽なんだろう、この人を切り捨てられたらどんだけ楽なんだろうって考えた時間も、少なくはなかった。
アイドルとそのファンなんてなにで繋がっているのかわからない関係だけど、確かに私は君が、君たちがだいすきで、悔しい。でも、誇らしくて頼もしくて、幸せだよ。
これは恋でも愛でもないから、お願いだから、永遠に彼らを好きでいさせてほしい。
ちょっとはお姉さんになったかな。
私もまだまだ、すきでいてもいいかな。
終わりが見えてるなんて言わないで。
楽しいデートになりますように。